キャンペーンについて

キャンペーンの主旨

このキャンペーンは、京都府と京都府地球温暖化防止活動推進センターが実施しています。

京都府 × KCFCA

京都府は「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す」ことを宣言しました。

写真
「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式での宣言の様子

2015年、気候変動対策の国際的な枠組みである「パリ協定」が合意されました。世界の国々は、今世紀後半のできるだけ早い時期に、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという目標に向けて動き出しています。

1997年に採択された「京都議定書」では、温室効果ガスを先進国全体で5%(日本は6%)削減することが目標でした。その時に比べると、これから先は思い切った対策を進めていく必要があります。

西脇京都府知事は、2020年2月に「京都府は2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す」ことを宣言しました。脱炭素社会の実現に向けて、気候変動対策を積極的に進めていきましょう!

「省エネ+再エネ」で実質ゼロを目指そう!

図表:①無駄な電気やガスを使わない(省エネをする)、②二酸化炭素を出さない再生可能エネルギーを選ぶ、の組み合わせで、めざせ二酸化炭素ゼロ社会!今はエネルギー全体に占める再生可能エネルギーは少ないですが、省エネで化石燃料エネルギーの使用を減らしていくことで、再生可能エネルギーだけを使う社会を実現します。※化石燃料:石油、石炭、天然ガスなどのこと。使うと二酸化炭素がたくさん出る※再生可能エネルギー:太陽光、水力、風力など自然の恵みから得られるエネルギーの事。使っても二酸化炭素が全く(または、ほとんど)出ない

実質ゼロの社会というのは、エネルギーを使わない昔の生活に戻るということではありません。無駄なエネルギーを減らす省エネと、二酸化炭素を出さない再エネを組み合わせることで実現できます。

家庭の中の、省エネ家電を増やしたい!

家庭から出されるCO₂のうち、大きな割合を占めているのは「照明・家電製品」です。

今回は、夏に向けて「省エネ型エアコンの選択」を促進するキャンペーンを実施することになりました。
また、熱中症予防対策についてのアンケートや宣言をするコースも作りました。これを機会に夏を省エネかつ健康的に過ごす対策が広がってほしいと思っています。

気候変動対策をして、地域の好循環を生みだそう!

気候変動対策には省エネ家電への買替えの他にも様々な取組があります。例えば、食べ物の地産地消。京都の食材を食べることは、フード・マイレージCO₂(食べ物を運搬する際に排出されるCO₂)が少なくて済みますし、京都の一次産業の応援にも繋がります。本キャンペーンにご参加いただいた方には、「おいしい京都」を感じていただけるようなものをご用意させていただきました。同時にコロナ禍の中で苦労されている農業・畜産業支援、飲食店支援にもつながればと考えております。

京都のお店で省エネ家電を選ぶこと。京都の食べ物を選ぶこと。地元のものを選んで省エネ対策をすることは、気候変動対策と地域経済の活性化につながります。

今回のキャンペーンを機会に、家庭の省エネや京都の一次産業、地域経済の活性化、そして脱炭素型の豊かな京都について、みなさまに考えて頂きたいと思っております。

使い勝手、デザイン、そして省エネ性能(ランニングコスト)も確認して、かしこく買替えを!

一度購入したら、約10年間以上使い続けることが多い家電。購入時の値段(イニシャルコスト)だけでなく、ぜひ、約10年以上の電気代(ランニングコスト)も確認をして選んでください。その選択は、10年間の光熱費だけでなく、10年間の温暖化対策につながります。

家電買替えは、豊かな生活と気候変動対策の両方をアップグレードするチャンスです。買替え時にかしこく選択をするだけで、約10年間が毎日、省エネ生活になります!

今回のキャンペーンを機会に、ぜひ「省エネ家電」に注目をしていただければ幸いです。